少しずつ寒くなってきましたね。
家でホットコーヒーを淹れる機会も増えてきました。
今回は、美味しいコーヒーの淹れ方をご紹介します。
2杯分(260cc)のドリップコーヒーを抽出する際のレシピをお教えします。
ドリップコーヒーに必要なもの
● コーヒー豆
中細挽きの粉(ミルを持っている方は豆のまま)。
● ドリッパー
今回の講座では、ご家庭でも淹れやすい円すい形1つ穴(ハリオ式)で抽出します。
台形型3つ穴(カリタ式)、台形1つ穴(メリタ式)、円すい形1つ穴(ハリオ式)など、いろいろな形がありますので、自分好みのコーヒーに抽出できるものを選びましょう。
● ペーパーフィルター
ドリッパーの形、大きさに合ったものを選んでください。
● サーバー(抽出したコーヒーを受ける透明な容器)
透明だとコーヒーの色を確認できます。家にあるもので代用可能です。
● ドリップポット(細口のお湯が出るポット)
自分の目指すところにお湯をさすことができるため、コーヒーが入れやすいです。
● コーヒーメジャースプーン
コーヒーは2~3g異なるだけで味が大きく変わりますので、正確に計量するためのメジャースプーンをご用意ください。
【ワンポイント】
ミルで挽いている時が一番コーヒーの香りを楽しめます。
保管の面からも時間に余裕がある時は、ミルから挽くのがおすすめです。
1.コーヒーの粉(20g)を用意
1人分の場合は12g、2人分以降は8gずつ足していきます(例:2人分は20g、3人分は28g)。
コーヒーの抽出時、とくに失敗の原因となりやすいのが「コーヒーの粉の量」と「仕上がりのコーヒー量」をいい加減にしてしまうこと。
基本の抽出割合をしっかりおさえましょう。
その上で、粉の量はお好みで調整してください。
2. フィルターをセット
ドリッパーにペーパーフィルターをセット。
コーヒーの粉を入れて平らにならします。
3.ドリップポットへ移す
お湯を沸騰させたらドリップポットに移します。
サーバーにもお湯を入れて温めておきましょう。
【ポイント】
・ドリップポットに移すことでお湯の温度を調整します(90度前後)。
・100度は苦味が強く、85度は甘みが出やすいです。
4.コーヒーを蒸らす
少量のお湯を粉の真ん中にさして、コーヒーを30秒ほど蒸らします。
5.泡のドームを膨らます
お湯を「の」の字にゆっくりまわし入れて泡のドームを膨らませます。
この時の注意点は、泡のドームの膨らみに合わせてスピーディーにまわすこと。
ゆっくりしすぎてしまうと失敗の原因になります。
泡のドームを膨らましきったところが理想の抽出状態です。
泡のドームが膨らんだら、その泡をキープして真ん中に円を描くようにお湯を足し、茶色の泡の中心に白色の泡(アク)を集めます。
6.2人分のコーヒーを淹れる
目的の抽出量になったらドリッパーにお湯が残っている状態で外します。
アクが下に落ちないうちに抽出を終えましょう。抽出時間は約2分強です。
7.まとめ
コーヒーの淹れ方はさまざまで、ドリップの仕方もさまざまです。
今回の基本の抽出をもとに、いろいろな淹れ方に興味を持っていただければと思います。
豊かなコーヒー豆は深い広がりと美味しさで応えてくれます。
良いコーヒー時間をお楽しみください。