2018/06/15 17:22
こんにちは。NAGI COFFEEです。
コーヒー豆を購入して下さった方にお送りしているメールマガジン。面白く読んでいただけるようにコーヒーの雑学も書いています。今回は、その中からコーヒー豆の「賞味期限」と「保存方法」を抜粋したいと思います。
世の中には「消費期限」と「賞味期限」があります。
消費期限...食べることができなくなる期間
賞味期限...美味しく食べることができる期間
スーパーなどで販売されているコーヒー豆の「消費期限」は、メーカーによって様々ですが、未開封の状態で1年程度になっていると思われます。
しかし、自家焙煎のコーヒー豆は、「消費期限」という概念を持ちません。あくまで美味しく楽しめる期間という「賞味期限」を設定します。
NAGI COFFEEでは、焙煎から2週間は劣化ではなく、味わいの変化として楽しんでいただける期間として考えております。
豆の状態では1ヶ月程度、粉の状態では3週間程度で飲みきるのが良いと思います。
この時期を過ぎると、少しずつコーヒー豆に含まれる諸成分が酸化を始めます。
よく「コーヒーを飲んで胃もたれがした」「コーヒーがすっぱい」などと聞くのは、酸化が原因の一つかもしれません。
では、次に保存方法です。
コーヒー豆の劣化を早める要素は「空気、温度、湿気、光」です。
高温多湿は避け、密封できるビンに入れるのが良いと思います。あるいはコーヒー豆の入っている袋を、更に市販の冷蔵冷凍保存袋などに入れて保管して下さい。
保存場所ですが、すぐ飲まれる方は常温で保存し、ゆるやかに変化していく味わいを楽しまれるのが良いでしょう。冷蔵庫保存も劣化を緩やかにする方法として有効です。
更に長期保存をお考えの方へ有効なのは、冷凍庫保存ですが、この方法は注意が必要です。
冷凍庫保存は頻繁な出し入れには向いていません。しばらく飲まない分だけを保存する為にお使い下さい。
そして、冷凍庫から出した冷たいコーヒー豆を外気に触れさせないようにするのが重要です。冷たいコーヒー豆は急激に水分を吸収し、保存状態を悪いものにしてしまいます。常温に戻してから開封して下さい。
その後は常温保存、または冷蔵庫保存をして使い切りましょう。